昔昔あるところに、ふれあいの家という、
御高齢の方々が楽しく生活を送っている施設があったそうだ。
日々笑顔で生活する様子を知っていた
鬼たちは、何か秘密があると思い、覗いてみる事にしたようで、
ちょっとパンチの効いた赤鬼と
ちょっと色気を出した青鬼がふれあいの家にやってきました。
ご利用者様も鬼の襲来があるとは知らず、鬼が突然やってきてびっくり!
勢いよく豆を投げつけ、鬼は外!と退治しようとするではありませんか!
鬼たちもびっくりです。
鬼たちは襲来をしようとしていたわけではなく、
一緒に笑って過ごしたかっただけだったのですから。
散々な目にあった鬼たちは、訳を話すと、
ご利用者様はなんとこんな見た目のひどい鬼たちを
受け入れてくれたのです。
「そうゆうことかい。わるかったね」と
受け入れてくれたご利用者様に涙し、
皆笑って過ごせたとさ。
おしまい。